牛乳は生鮮食料品ですから、衛生的な環境で鮮度を保ちながら取り扱う事が必要です。
この為、牛乳を取り扱う「生産(牧場)~製造(工場処理)~販売」の各工程に関わる人達は、細心の注意を払い、美味しい牛乳や、乳製品を消費者の元に届けているのです。
ミルカーで一日2回搾乳します。一日で1リットルパック20~40本の乳が採れます。
搾った乳はバルククーラーという冷蔵庫に入れて貯めておきます。
搾った乳は、酪農協同組合のタンクローリーで牛乳工場まで運ばれます。
工場に着いた生乳は、乳質検査と量が計られます。
この時、乳脂肪の割合が高い物ほど高価に取引されます。又、この時、乳に異常があった時はタンクローリーの総ての乳が捨てれます。
濾過器や清浄機でゴミや異物が取り除かれます。
濾過された乳は貯乳タンクで2~5℃に保たれ、クリームが浮いてこないように攪拌されながら、次の工程を持ちます。
ホモゲナイザーという均質化機で牛の乳の脂肪球を細かくして、消化吸収されやすくすると共に、クリーム層ができるのを防ぎます。
牛乳は傷みやすく、病原菌が混ざる恐れがあるので、日本では主に「超高温加熱法」で殺菌されます。
充填機でビンや紙パックに詰められます。ビンの蓋にかぶせるポリエチレンフィルムは、薄紫色ときめられています。